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フランス:セーヌ川にサケ戻った

パリを流れるセーヌ川に、同川から70年以上前に消えたサケが戻りつつある。水質改善が主な原因で、下流に設置されたビデオでは約260匹を確認。現在、推定で1000匹程度が生息するともいい、最近ではパリの中心・エッフェル塔前で姿が確認された。また90年代にはコイなど数種類だけだった同川の魚類も、現在は約30種に増えたという。

 8月のフランス国立農業研究所の研究によるとセーヌ川はかつてサケ(大西洋産)が豊富だったが、工業化で18世紀半ばから急速に減少。20世紀初頭には完全に姿を消した。60~70年代には、仏で最も汚れた川の一つともなった。

 だが90年以降、下水道整備や浄水場の設置で水質は大幅に改善。08年にはセーヌ川下流(パリ北西約120キロ)の魚道のビデオで約260匹を確認。全仏釣り連盟によると10月にはパリ近郊で7キロ(体長97センチ)のサケが釣れたり、エッフェル塔前で確認されてもいる。

 国立農業研究所ではこれまで7匹(1・3~7キロ)を捕獲。調査の結果、海で1~3年を過ごしており、セーヌ生まれのサケが遡上(そじょう)した可能性もある。同研究所のバグリニエール広報官は「セーヌが同じ大都市ロンドンのテムズ川などと比べ浄化されたのは事実だ」としている。

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どこの国でも、川の水の水質汚染の問題を抱えているのですね。
水質を改善する技術がすすんで最近では日本でも川の水はきれいになった気がしますが
セーヌ川にもサケが戻りつつあるのは うれしいですね!

  by hranice | 2009-08-27 15:02

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